日本の右翼が思想的に起源を主張するのは近世の国学であるが、通常国学を右翼と呼ぶ人は少ない。
近代に入り、日本各地で自由民権運動が発生し、激しい反政府運動が盛り上がった。政府はこれをしばしば公権力とともに任侠集団をけしかけて自由民権運動を取り締まったり集会を妨害した。明治時代の末になると社会主義思想が日本にも波及してきた。政府はこれに自由民権運動以上の拒否反応を示し、公権力と任侠集団で取り締まりや妨害を行った。これらの任侠集団は明治元勲たちとも結びつきが強く、社会主義に反対し、国家を擁護する政治団体を結成した。これが「任侠右翼」の起源である。
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現在では暴力団対策法以降、暴力団組織が右翼団体に資金を提供して、国家に対抗する手段を取っており、右翼が反権力を主張しているのが特徴である。
1920年代、世界恐慌が日本にも波及してくると、左翼からの転向組や一部の国学の系統を引く日本の保守思想家の中には社会主義から強い影響を受け、「国家社会主義」というグループも現れた。この潮流はやがて戦時体制という形で事実上取り入れられた。